概要・機能
動画トリミングツールは、ブラウザ上でドローン撮影動画の不要な部分をカットするツールです。 ffmpeg.wasmを使用して再エンコードなし(コピーモード)で処理するため、画質の劣化がなく高速です。 SRT字幕ファイルの読み込み・内蔵字幕の抽出にも対応し、動画のトリミングに合わせて字幕のタイムスタンプも自動調整されます。
再エンコードなしの高速カット(画質劣化なし)
プレビュー付きスライダーで直感的にトリミング範囲を指定
外部SRTファイルの読み込みとトリミング連動
MP4内蔵字幕のSRTファイルとしての抽出
音声の削除オプション
完全ローカル処理(サーバーにデータを送信しません)
対応フォーマット: MP4、MOV、WebM、MKVファイルに対応しています。
ドローンで一般的に使用されるMP4/MOVはもちろん、各種動画フォーマットをそのまま処理できます。
SRT字幕: DJI製ドローンなどが出力するSRTファイル(GPS座標・高度・ジンバル角度などを含む)に対応しています。
トリミング時にタイムスタンプが自動で再計算されるため、カット後の動画と字幕がずれることはありません。
使い方
動画ファイルを読み込む
プレビューエリアに動画ファイルをドラッグ&ドロップするか、クリックしてファイルを選択します。
- 対応形式:
MP4MOVWebMMKV - 動画ファイルとSRTファイルを同時にドロップすると、両方が読み込まれます
- 読み込み後、プレビュー画面とタイムラインコントロールが表示されます
※初回アクセス時はffmpeg.wasm(約25MB)のダウンロードが必要です。2回目以降はブラウザのキャッシュから読み込まれます。
トリミング範囲を設定する
タイムライン上のスライダーで開始位置と終了位置を設定します。
- スライダー操作: 紫色のハンドルをドラッグして開始・終了位置を調整
- IN/OUTボタン: 動画を再生しながら、好きなタイミングで「IN」(開始)・「OUT」(終了)ボタンを押して設定
- 時間入力: 開始・終了欄に直接時間を入力(
00:01:30.000形式) - タイムラインクリック: タイムライン上の任意の位置をクリックすると、その位置にシークします
選択範囲の長さはスライダーの間に表示されます。
字幕を設定する(オプション)
右側パネルの「字幕(SRT)」セクションから字幕を読み込めます。
- 外部SRTファイル: 「SRTファイルを読み込む」ボタンからファイルを選択
- 内蔵字幕の抽出: MP4に字幕トラックが埋め込まれている場合、「内蔵字幕を抽出」ボタンで取り出せます
「字幕も同時にトリミングする」オプションがONの場合、動画のカット範囲に合わせて字幕のタイムスタンプが自動再計算されます。
オプションを設定する
必要に応じて以下のオプションを設定します。
- 音声を削除する: カット後の動画から音声トラックを除去します
- 字幕も同時にトリミングする: 字幕が読み込まれている場合、動画と連動してカットします
トリミングを実行する
「トリミング実行」ボタンを押すと処理が開始されます。
- 進捗バーで処理状況を確認できます
- 処理完了後、カットされた動画ファイルが自動ダウンロードされます
- 字幕がある場合は、トリミング済みのSRTファイルも同時にダウンロードされます
- 「SRTのみ保存」ボタンで字幕ファイルだけをダウンロードすることも可能です
キーフレームについて: 再エンコードなし(コピーモード)で処理するため、カット位置はキーフレーム単位に丸められます。
指定した開始・終了位置と実際のカット位置に数秒の誤差が生じる場合があります。
キーボードショートカット
| キー | 動作 |
|---|---|
Space |
再生 / 一時停止 |
I |
現在位置を開始位置(IN点)に設定 |
O |
現在位置を終了位置(OUT点)に設定 |
← |
1秒戻る |
→ |
1秒進む |
Shift + ← |
10秒戻る |
Shift + → |
10秒進む |
よくある質問
動画データはサーバーに送信されますか?
いいえ。すべての処理はブラウザ内(クライアントサイド)で完結します。
動画ファイルはサーバーにアップロードされることはなく、プライバシーが保護されます。
ffmpeg.wasmというWebAssembly技術により、ブラウザ上でFFmpegと同等の処理が実行されます。
再エンコードなしとはどういう意味ですか?
通常の動画編集ソフトではカット後に動画全体を再エンコード(再変換)するため、
時間がかかり画質が劣化する場合があります。本ツールではFFmpegの
-c copy オプションを使用し、
映像・音声データをそのままコピーしてコンテナだけを書き換えるため、
高速かつ画質劣化なしで処理できます。
カット位置が指定した時間とずれるのはなぜですか?
再エンコードなしの処理では、キーフレーム(Iフレーム)単位でしかカットできないためです。
動画のキーフレーム間隔(通常1〜5秒程度)に応じて、指定した位置に最も近いキーフレームでカットされます。
フレーム単位の正確なカットが必要な場合は、デスクトップ版の動画編集ソフトをご利用ください。
内蔵字幕の抽出とは何ですか?
一部のMP4ファイルにはSRT字幕がファイル内部に埋め込まれています。
「内蔵字幕を抽出」ボタンを押すと、ffmpeg.wasmがMP4内の字幕トラックを検出し、
SRT形式のテキストとして取り出します。取り出した字幕はトリミングに連動させたり、
単独でSRTファイルとして保存できます。
対応するSRTファイルの形式は?
標準的なSRT形式(連番・タイムスタンプ・テキスト)に対応しています。
DJI製ドローンが出力するGPS座標・高度・ジンバル角度を含むSRTファイルもそのまま読み込み・編集できます。
BOM付きUTF-8にも対応しています。
処理できるファイルサイズの上限はありますか?
ブラウザのメモリ制限に依存します。一般的なPCでは500MB〜1GB程度のファイルを処理できますが、
メモリが不足するとブラウザがクラッシュする可能性があります。
大容量ファイルの場合はデスクトップ版のFFmpegの利用を推奨します。
トラブルシューティング
「ffmpeg.wasm の読み込みに失敗しました」と表示される
解決策: インターネット接続を確認してください。ffmpeg.wasmはCDNから読み込まれるため、
ネットワーク接続が必要です。また、ブラウザの拡張機能(広告ブロッカーなど)がCDNへのアクセスを
ブロックしている場合があります。シークレットモードで試すか、拡張機能を一時的に無効にしてください。
トリミング実行中にブラウザがフリーズする
解決策: 動画ファイルのサイズが大きすぎる可能性があります。
ブラウザのメモリ制限(通常2〜4GB)を超えるとフリーズやクラッシュが発生します。
500MB以下のファイルでお試しください。また、他のタブを閉じてメモリを解放することも有効です。
「内蔵字幕を抽出」で字幕が見つからない
解決策: MP4ファイルに字幕トラックが含まれていない可能性があります。
DJI製ドローンの場合、撮影時に字幕記録の設定がOFFだと字幕は内蔵されません。
外部SRTファイル(動画と同名の.srtファイル)がある場合は「SRTファイルを読み込む」ボタンから
読み込んでください。
動画のプレビューが表示されない
解決策: ブラウザが対応していないコーデックの可能性があります。
H.264/H.265コーデックのMP4ファイルは主要なブラウザで再生可能ですが、
一部のコーデック(ProResなど)はブラウザでは再生できません。
Chrome、Edge、Firefoxの最新版をご利用ください。
カット後の動画が再生できない
解決策: カット位置がキーフレームの境界と合わない場合、
冒頭に一瞬のノイズが入ることがあります。ほとんどのプレイヤーでは問題なく再生できますが、
一部のプレイヤーで問題がある場合は、VLC Media Playerなど他のプレイヤーでお試しください。