概要・機能

KML高度設定ツールは、既存のKMLファイルにDEM(数値標高モデル)とジオイドデータを 使用して高度を設定するツールです。地形追従飛行を行うドローン測量で、 一定の対地高度を維持する飛行経路を生成できます。

DEMデータによる地形標高取得
ジオイド補正(標高→楕円体高変換)
一定の対地高度を維持する経路生成
飛行高度のプレビュー表示
経路のスムージング処理
地形追従飛行とは: 起伏のある地形でも一定の対地高度(AGL)を 維持しながら飛行する方法です。測量精度を均一に保つために重要です。
KML高度設定ツールの画面

使い方

KMLファイルを読み込む

高度を設定したいKMLファイルを読み込みます。

  • ライン(飛行経路)を含むKMLファイル
  • ポイント(ウェイポイント)を含むKMLファイル

対地高度を設定する

地表面からの高度(AGL: Above Ground Level)を設定します。

  • 一般的なドローン測量では30m~150m程度
  • 航空法による制限を確認してください

高度変換を実行する

「変換実行」ボタンで高度計算を行います。

  • DEMから地表面の標高を取得
  • ジオイド高を加算して楕円体高に変換
  • 対地高度を加算して飛行高度を算出

結果を確認して出力する

結果を確認し、KMLファイルをエクスポートします。

  • 必要に応じてスムージングを適用
  • KMLファイルとしてエクスポート
注意: 実際の飛行前には必ず現地の障害物を確認してください。 DEMデータには建物や樹木などが反映されていない場合があります。

よくある質問

DEMデータはどこから取得されますか?
国土地理院の基盤地図情報(数値標高モデル)を使用しています。 解像度は5mまたは10mメッシュで、日本国内をカバーしています。
AGL(対地高度)とMSL(海抜高度)の違いは?
AGL(Above Ground Level)は地表面からの高度、MSL(Mean Sea Level)は 平均海面からの高度です。このツールはAGLを設定し、内部でMSL(楕円体高)に 変換してKMLに出力します。
スムージングとは何ですか?
急激な高度変化を滑らかにする処理です。地形が急峻な場所では 高度変化が激しくなるため、ドローンの性能を考慮して適度な スムージングを行うことで安全な飛行が可能になります。

トラブルシューティング

「DEMデータが取得できません」と表示される
解決策: 指定した地点がDEMデータの範囲外の可能性があります。 日本国外や一部の離島ではDEMデータが提供されていない場合があります。
出力したKMLの高度がおかしい
解決策: KMLの高度モードを確認してください。 出力されるKMLは「absolute」(絶対高度=楕円体高)モードです。 使用するアプリが「relativeToGround」を期待している場合は別途変換が必要です。